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2005年 08月 18日
多くの人に衆議院解散に関するエントリを読んでいただいてありがとうございます。多少なりとも考える材料を提供できていれば幸いです。1000IPアドレス以上のアクセスが出ていて驚きましたが、まずブログがそれだけ普及しているということに驚いたのと、選挙に対する関心が今までになく高まっているということに感心しました。また同時に政治と宗教の話はブログに書くには難しいトピックだということも分かりました。500IP以上アクセスがくるとややアンコントローラブルになりますね。通りすがりの人も増えますし、2チャンネラーみたいなのも入ってくるしと。
少し政治と経済のかかわりについて今回改めて考えさせられました。特には経済問題に対してベストなソリューションとなる経済政策を考えるということと、政治的にどのような経済政策が国会を通りやすいかを考えることとの両方を考えることの難しさですね。政治の議論はどうしても、つまるところあの人はリーダーシップがある、彼は口だけだ、といったレベルに陥りがちです。確かに政治の世界ではそれも非情に重要になるのだが、単純に誰かの首を挿げ替えれば大丈夫、といった議論の仕方ではなく、中身の議論がもっとされることが望ましいですね。 日本でも、欧米でも、学者が経済政策のフレームワークを考え、官僚が間に入ってどの法律のどの条文を変えるのか、あるいは新法のドラフティングを手助けし、政治家が国民を説得し国会で通すという分業がなんとなく成り立っているのかなと思います。ただ政治的に受け入れやすい、あるいは通しやすい政策を考え始めると、本来ベストなソリューションでは常になくなるというジレンマにどうしても陥りますが、よって現実的にはセカンドベストなソリューションは何かを考えざるを得ない。小泉自民党派、自民党反対派、民主党それぞれの支持者も、そもそも政治家が出してくる政策はセカンドベストなものになっているのでお互いの政策をベストではないと批判するのは容易ですがそれでは建設的な議論はできない。また経済のファンダメンタルズの見方の違いによってはベストな政策に関する考え方自体も変わってくる。国民全ての絶大なる支持を受けている政党がいれば別ですが、それは現実的には難しいし、そうなることも望ましくないので、それぞれ異なるしがらみや考え方を元に、前提とする見方は何で、自分達のしがらみを踏まえた現実的な経済政策はこうだというものをそれぞれが出せるようにならないとよりよい政治にはならないのではないでしょうか。そのためには人物像だけでなく、掲げている政策の中身も評価できるようにしないといけない。政治家の質はまさに国民の質を現している。日本の政治が弱く、あるいは国際的に見て日本はだらしないと思うのならば、それは日本人がそうだということです。日本のためにも政治に無関心になってはいけないし、経済問題や難しい話も残念ながら(?)日本のためには国民自らが理解してレベルを高めていかないといけないのでしょう。 人気blogランキングへ
by mondenlondon
| 2005-08-18 21:13
| 日本経済
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